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病院紹介

病院長挨拶

病院長  石橋 達朗

期待と信頼に応える、最高・最善の医療を


社会の課題や要請に対応した取り組みを展開

   九州大学病院は、国立大学病院、そして高度医療を担う西日本地域の中核病院として、あらゆる医療ニーズに応える質の高い診療の提供に努め、未来に役立つ最先端医療の創出、それらを担う優れた医療人の育成に取り組んでいます。
   現在、がん診療、先進医療、救急医療など診療面の充実・強化はもとより、地域の医療政策との連携、病病・病診連携の強化、国際化の推進、臨床研究中核病院や特定機能病院としての体制整備など、社会の課題や要請に対応するための取り組みに力を入れています。

地域の医療政策との連携を推進。病病・病診連携を強化

   福岡県の医療政策との連携において、本年6月、本院は「福岡県発達障がい者支援拠点病院」の指定を受けました。「子どものこころの診療部」を中心に、発達障がいの症例に対する医学的支援や医師の育成、関係機関とのネットワーク構築、支援者の方々への研修などを行います。また4月から福岡県の委託を受け、「母体搬送コーディネーター事業」の運用がスタートしました。本院の総合周産期母子医療センターが、県内における他の受け入れ医療機関と情報を共有し、救急搬送先を選定・調整するコーディネーター的役割を果たします。がん診療では、「がん診療連携拠点病院」「小児がん拠点病院」としての機能強化を図るとともに、電子カルテシステムのデータを活用した、がん診療の臨床指標開発に取り組んでいます。
   さらに本年4月には、「九州大学病院連携医療機関登録制度」を創設しました。地域におけるさまざまな医療機関とのこれまでの連携実績を活かし、患者さんへの前方支援、後方支援をより充実させ、切れ目のない安心な医療を提供する仕組みを作りました。現在、1,000を超える医療機関に、本院の連携医療機関として登録をいただいています。
   新たな取り組みとして、本年2月から「医科歯科連携推進プロジェクト」を開始しました。医科部門の患者さんに歯科併診診療の重要性を啓発するとともに、医科から歯科へつなぐスムーズな流れを作りました。医科・歯科両面から患者さんをサポートすることで、診療の質の向上を図ります。このほか、昨年7月には、診断が難しいとされる「もやもや病」の専門外来を脳神経外科に新設しました。以後、九州各地の病院から患者さんの紹介を受け付けています。
   別府病院についても本院と同様、引き続き地域の医療連携に注力していく所存です。

国際化の推進。世界へ開かれた病院へ

   近年、本院における外国人患者さんの受け入れと診療支援は激増し、平成28年度は652件もの通訳支援を行いました。国際診療支援センターでは通訳を増やすなど、対応を強化しています。このようななか、本院は本年3月に「外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP)」の認証を取得しました。今後さらなる受け入れ体制の充実・強化に取り組み、国際化の推進に力を入れていきます。
   アジア遠隔医療センターにおいても、接続施設数は増え続け、本年6月時点で59か国522施設となりました。また、これまでの遠隔医療教育の実績を基に、医療プログラムの多領域化、国内外における地域への展開など、さらなる基盤強化を図ります。
   診療面においては、つねに最先端の医療に取り組み、平成13年に本院1例目の手術を実施した臓器移植は、本年4月には膵臓・腎臓・膵腎同時・肝臓・心臓・小腸移植のトータルで100例目を超えました。また、一昨年、厚生労働省より造血幹細胞移植推進拠点病院として指定を受けて以来、九州ブロックで唯一の拠点病院としての役割も果たしています。
   研究面においては、「臨床研究中核病院」(平成28年1月厚生労働大臣承認)として、安全性情報管理体制の強化をはじめ、さまざまな体制整備を進め、ARO次世代医療センターを中心に「未承認医薬品等臨床研究安全性確保支援事業(厚生労働省)」を展開しています。
   教育面では、25年度より引き続き、文部科学省の「未来医療研究人材養成拠点形成事業」を推進しているほか、平成30年4月にスタートする新専門医制度に向け、体制を整備しました。加えて、昨年11月に「看護キャリアセンター」を開設し、地域全体の看護の質の向上を目指して、看護職のキャリア開発、生涯学習を支援します。
   このほか、本院全体として、昨年6月の医療法施行規則の一部改正を受け、「特定機能病院」の承認要件の見直しに万全な対応を行うべく、医療安全対策に取り組んでいます。

最善を尽くす医療。日々の実践が未来を創る

   病院長としての任期も4年目を迎えた今、本院のあるべき姿は「患者さんに満足され、医療人も満足する医療の提供ができる病院を目指します」という理念に尽きると改めて実感しています。地域医療の最後の砦として本院を信頼してくださる患者さんに全力で向き合い、今できる最高・最善の医療を提供することが本院の使命であり、その積み重ねこそが、今日の本院の土台を作り、経営安定の基盤となっていると考えます。つねに理念に立ち返り、日々最善を尽くす姿勢が、未来の医療をリードする九州大学病院を創造していくものと確信しています。

2017年 8月

平成27年度 第1回病院長報告会資料(平成27年  10月) 

平成27年度 第2回病院長報告会資料(平成28年   3月) 

平成28年度 第1回病院長報告会資料(平成28年  11月) 

平成28年度 第2回病院長報告会資料(平成29年   3月) 

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