11月14日、循環器内科 阿部弘太郎助教と細川和也助教が、ミシガン大学 Frankel 心臓血管センターに招致され、招待講演ならびに当大学初の慢性血栓塞栓性肺高血圧症( CTEPH )に対するバルーン肺動脈形成術( BPA )の指導を行いました。50歳代の女性で重症例でしたが、治療に伴う合併症なく、成功裏に終わりました。
今回のコラボレーションは、心臓血管外科 塩瀬科長が米国テンプル大学在職時に交流のあった Aggarwal 医師から依頼されたものです。BPA は本邦から世界へ向けて発信している革新的なカテーテル治療であり、九州大学病院は BPA のみならず、肺血栓内膜摘除術( PEA )の両者を施行できる世界でも数少ない施設です。今後も、本院循環器内科と心臓血管外科( CTEPHチーム:塩瀬科長、園田講師、牛島助教)は、米国ミシガン大学との強固な協力体制を継続しミシガン大学のBPAプログラム構築をサポートしていきます。