■今後の展望
本研究で得られる知見は、外来診療を補完し、患者さんの日常生活を継続的に支える新たなデジタル伴走モデルの確立に寄与することが期待されます。九州大学病院ならびにUbieは、栄養指導や行動変容支援の効果最大化、医療従事者がより専門的な判断や対面診療に集中できる持続可能なチーム医療のあり方を引き続き検討するとともに、生活習慣病の予防・重症化抑制を含む社会的課題への貢献を目指してまいります。
■九州大学病院 内分泌代謝・糖尿病内科 科長 小川 佳宏 コメント
肥満症は、自覚症状の少ないまま進行する疾患であり、日本人は肥満の程度が軽くても健康障害を生じやすいことが知られています。その診療には食事・運動療法をはじめ複数の治療選択肢が確立されている一方、肥満症は必ずしもご本人だけの問題ではなく、生活環境や社会的要因も関わる多因子の疾患であり、月1回程度の外来診療の中だけで患者さん一人ひとりの日常に十分寄り添うには限界があります。
本研究では、AIによる日常生活下での継続的な支援が肥満症診療にどのように寄与できるのかを、慎重に検証してまいります。
■九州大学病院について
1,362床を有する国内有数の大学病院として、高度医療を担う拠点であると同時に、地域医療の最後の砦としての重要な役割を果たしています。「患者さんに満足され、医療人も満足し、医療の発展に貢献する病院」を理念に掲げ、高度医療の提供と研究開発の推進・より高い医療安全の追求・地域医療への貢献と医療連携の強化・情報技術・国際化による未来志向型医療の推進・全人的医療を実践する医療人の育成を基本方針としています。
所在地:福岡県福岡市東区馬出3丁目1-1
公式サイト:
https://www.hosp.kyushu-u.ac.jp/
■Ubie株式会社について
「テクノロジーで、医療の願いを解き放つ」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、生活者を適切な医療へと案内する「ユビー」や、診療の質向上を支援する医療機関向けサービス等を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。
所在地 :〒103-0023 東京都中央区日本橋本町三丁目8番4号 日本橋ライフサイエンスビルディング4 5F
公式サイト :
https://ubie.life