先端医工学診療部 センター等

基本概要

外来窓口 外来4F
初診日 月・水・金
再診日 月・水・金
ご連絡先 092-642-5993
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診療科紹介

先端医工学診療部は、特に肥満症に対する外科治療を中心とした診療を行っています。肥満手術によって著明な体重減少とともに、術後早期に糖尿病、高血圧、高脂血症、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群、逆流性食道炎などの肥満に伴う様々な合併症を高い確率でコントロール、あるいは治癒させることが可能です。“低侵襲診断”“低侵襲治療”をモットーに、“精確”で患者さんに優しい最新の医療の提供を目指して診療を行っています。世界最先端の医療機器をいち早く導入し、手術支援ロボットや高度医療技術を駆使して、より侵襲の少ない治療法を、より早くより多くの患者さんに提供できるよう、さまざまな診療科との臨床応用にも取り組んでいます。

主な対象疾患

当診療部では、病的肥満症に対する外科的治療を主に行っています。手術症例数は年間40例以上であり、全国のhigh volume centerの一つです。九州はもとより全国からの紹介をいただいています。外科・内科・心療内科・麻酔科医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、理学療法士など多職種が密接に連携したチーム医療を行い、きめ細かい質の高い医療を提供しています。
 

病的肥満症

病的肥満症に対する外科的治療は通常、BMI35kg/m2以上の肥満、BMI32以上の内科的治療に抵抗性の糖尿病などの代謝性疾患を2つ以上持つ肥満症に対して行われます。ほとんどの場合、腹腔鏡下に行われるため術後の回復も早く、約1週間で退院可能です。手術により、著明な体重減少とともに糖尿病、高血圧、高脂血症、睡眠時無呼吸症候群、逆流性食道炎などの合併症も高率に治癒させることができるのが、本治療の特徴です。

主な手術・治療

手術①

本手術は、胃の外側部分を2/3ほど切り取り、バナナ1本分ほどの細長い形状にする治療法です。手術は腹腔鏡下で行うため、小さな傷で、通常2時間ほどで終了します。手術後は胃が小さく細くなり食べた物を貯留する能力が低下します。同時に食欲を増進させるホルモンを分泌する胃の外側部分を切除することにより食欲が低下し、食物の嗜好が変わります。結果、著明な体重減少とともに糖尿病など肥満に伴う様々な合併症が高率に改善・治癒します。

その他

肥満症以外にも胆石症、ヘルニア、脾臓摘出術などの内視鏡外科手術、内視鏡を用いた低侵襲治療を専門にしています。特に肥満症に対する腹腔鏡下胃縮小手術(スリーブ状切除)の当科における手術症例数は年間40例以上であり、これまでに合計150例以上を行い、全国のhigh volume ceterの一つとなっています。九州はもとより全国からの紹介をいただいています。外科・内科・心療内科・麻酔科医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、理学療法士など多職種が密接に連携したチーム医療を実践しており、患者さんに対してあらゆる面からきめ細かいサポートを行い、質の高い医療を提供しています。また食事指導による腸内細菌叢の健全化など最新の知見に基づいた医療を実践しています。