研究と教育 脳神経内科
外来窓口 | 外来2F |
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初診日 | 火・木・金 |
再診日 | 月-木 |
ご連絡先 | 092-642-5349 |
研究
脳神経内科では、長年にわたり炎症性脱髄性疾患に対する研究を続けています。中枢神経系の脱髄性疾患である多発性硬化症や、視神経脊髄炎発症メカニズムを明らかにするため、患者さんの遺伝的背景、環境因子を詳細に調査しています。また病勢を反映する血中・髄液中のバイオマーカーの開発、有用性の検証を行っています。更に、画像診療科の神経グループと協力し、新たな画像診断法の創出、有用性の検討を行っています。
最近、当科での基礎研究で、多発性硬化症の治療に関する新たな知見が得られました。今後は、その知見を基に新規治療薬の導入を進めていきたいと考えています。また末梢神経系の脱髄性疾患である慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)症例の一部で陽性となる、抗neurofascin抗体および抗contactin抗体の測定を行っています。これらの抗体は診断のみならず治療効果の判定に使用できる可能性があります。
その他、認知症やパーキンソン症候群に関する臨床研究も行っています。認知症患者さんに対しては、認知機能とともにMRIや脳血流SPECTの変化をフォローアップすることで、脳内ネットワークの障害がどのように進展するのか研究しています。そのデータは治療薬の効果判定に役立つと思われます。
当科では以前に一部のパーキンソン症候群の発症に神経免疫が関わっているという発見をしました。現在はさらに多くの症例で免疫反応の変化を経時的に評価しています。
臨床研究を通して医学を発展させていくためには、患者さんの協力が必要不可欠です。上記の疾患が疑われる患者さんがいらっしゃいましたら、当科に御紹介頂きますようよろしくお願い致します。
教育
1年目、2年目 | スーパーローテート方式の初期研修 |
3年目(入局) | 内科専門医研修とともに神経内科研修がスタート 神経内科の病棟主治医として診療に従事 |
4年目、5年目 | 関連病院の神経内科に勤務(内科研修も継続) |
6年目以降 | 内科専門医取得(6年目)、神経内科専門医取得(7年目)、大学院入学など |