呼吸器科 内科系

基本概要

外来窓口 外来4F
初診日 月・水・金
再診日 月ー金
ご連絡先 092-642-5388
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診療科紹介

呼吸器科は、肺や気管支の病気の内科的診療を行っています。対象とする疾患は、肺がんなどの腫瘍性疾患、喘息やCOPDなどの閉塞性肺疾患、間質性肺炎などの免疫異常でおこる疾患および呼吸器感染症と多岐にわたります。息切れ、息苦しさ、咳、痰、血痰、喘鳴、胸部圧迫感などの症状でお困りの場合や、胸部画像異常を指摘された場合、また腫瘍性疾患を始めとした呼吸器疾患の新規治療をご希望の場合などには、かかりつけ医からの紹介状を持参の上お越しください。

主な対象疾患とその治療

当科では、原発性肺がん、間質性肺炎、気管支喘息(難治性)、感染症などの治療を主に行っています。

原発性肺がん、経気管支肺生検など

原発性肺がん診断のため、数日程度の検査入院(主に気管支鏡検査)を行っています。大学病院では合併症のある患者さんも多いですが、超音波気管支鏡などの最新医療機器を用いた安全な検査を提供しています。また検査時の苦痛を軽減するため、鎮静剤を用いた検査も可能です。
 

原発性肺がん、化学療法

原発性肺がんと診断され、薬物療法が必要な方に対し、2週間程度の入院治療(主に化学療法)を行っています。外科や放射線科と連携を取り、最適な医療を提供するとともに、医師主導臨床試験や治験にも積極的に取り組み、最新の治療を提供しています。

間質性肺炎

間質性肺炎は、薬剤の副作用や膠原病に伴うものなど原因が明らかなもの、原因不明の難病である特発性間質性肺炎のなど様々であり、診断や治療法の選択には高い専門性が必要であります。抗線維化薬や免疫抑制剤など特殊な薬剤を用いた治療を行うため副作用の管理が重要であり、専門医による綿密な診療を行っています。
 

気管支喘息

気管支喘息は、気道の炎症により咳、喘鳴、呼吸困難などの症状をきたす疾患で、治療は吸入ステロイドが主体となっていますが、症状の安定が得られない方は未だ多くいます。当科では難治性の気管支喘息に対する抗体製剤による治療や、気管支壁を加熱して喘息症状を緩和させる、気管支サーモプラスティー療法を行っています。
 

呼吸器感染症

肺は細菌、真菌、ウイルスなどの多彩な病原微生物による感染が起こりやすい臓器であります。細菌性肺炎の多くは短期的な抗菌薬投与で治癒しますが、非結核性抗酸菌症など年単位での投薬が必要な根治が難しい感染症もあります。
最新の知見に基づいた適切な病原体診断と治療方針決定により、最適な医療を提供しています。
 

その他

レントゲンやCT/PET-CTなどの画像検査や、超音波を使用した気管支内視鏡を導入して診断率の向上に務めています。肺がんの治療では、外科や放射線科と緊密に連携し、最新かつ最善の治療を選択しています。医師主導臨床試験や治験にも数多く取り組み、最高水準の治療の提供や、新たな治療の開発を目標とした診療を実践しています。