血液・腫瘍・心血管内科 内科系
外来窓口 | 外来3F |
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初診日 | 月-金 |
再診日 | 月-金 |
ご連絡先 | 092-642-5302 |
備考 | 心血管内科は3F東ハートセンター外来です |
診療科紹介
急性白血病(急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病)
病型や遺伝子異常に応じて、抗がん剤、分子標的薬による治療を行い、骨髄中のわずかな白血病細胞で治療効果を判定し、治療方針を決定しています。難治症例に対しては、同種造血細胞移植を、国内最大規模の無菌治療部で行っています。さらに、新規薬剤や免疫細胞療法の、臨床試験や臨床治験も多数実施しています。
悪性リンパ腫
病型に応じて、抗がん剤、分子標的薬による治療を行い、難治症例に対しては、自己または同種造血細胞移植を行っています。さらに、新規薬剤や免疫細胞療法の、臨床試験や臨床治験も多数実施しています。
多発性骨髄腫
分子標的薬、免疫調節薬による治療、比較的若い患者さんには自己造血細胞移植を行っています。さらに、新規薬剤の、臨床試験や臨床治験も多数実施しています。
骨髄不全症(骨髄異形成症候群、再生不良性貧血、骨髄増殖性腫瘍)
分子標的薬、サイトカイン、免疫抑制療法による治療を行います。難治症例に対しては、同種造血細胞移植を行っています。さらに、新規薬剤の、臨床試験や臨床治験も実施しています。
消化器がん(食道がん、胃がん、大腸がん)
軟部肉腫
腫瘍細胞の形により、非円形肉腫と円形肉腫に大別されます。
脂肪肉腫、平滑筋肉腫、滑膜肉腫、未分化多形肉腫などの非円形肉腫の治療は、手術が主です。手術が難しい例では重粒子線治療も検討されます。病期により術前や術後の化学療法が検討されます。切除不能の場合には、アドリアマイシン、イフォスファミド、エリブリン、パゾパニブ、トラベクテジンなどの抗がん剤治療や、症状緩和目的に放射線治療を行います。
円形肉腫に含まれる横紋筋肉腫、Ewing肉腫、BCOR遺伝子異常肉腫、CIC遺伝子再構成肉腫などの治療では、多剤併用の抗がん剤治療、手術、放射線治療による集学的な治療が行われます。
原発不明がん
原発不明がんとは、悪性であることが組織学的に証明されている腫瘍のうち、十分かつ適切な検査を行っても、もともと発生した臓器が分からない腫瘍のことをさします。
原発不明がんは多様であり、特定の治療を行うことが推奨される種類と、それら以外に分類されます。これらの分類をもとに、抗がん剤の種類含め治療方針が検討されます。免疫チェックポイント阻害薬であるニボルマブも原発不明がんの治療に用いられます。
不整脈(心房細動、発作性頻拍症など)
血液・腫瘍・心血管内科では、これに対して、経皮的カテーテル焼灼術を行い、良好な成績を得ています。徐脈性不整脈に対してはペースメーカー治療を行っています。患者さんの負担の軽い治療によって、比較的短い入院日数となっています。
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
カテーテル治療により、狭くなったり詰まったりした血管に対して拡張治療(冠動脈形成術)を行い、良好な成績が得られています。
弁膜症(大動脈弁狭窄症、僧帽弁狭窄症など)
大動脈弁狭窄症に対しては従来手術による弁置換が主流でしたが、最近では心臓外科と協力してカテーテルを用いた大動脈弁置換術を行い、患者さんの負担を軽減しています。僧帽弁狭窄症や閉鎖不全のカテーテル治療も行っています。
末梢血管疾患(下肢閉塞性動脈硬化症など)
外来ではフットケア、足外来を行っています。下肢以外の腎動脈、鎖骨下動脈、頸動脈などの診断と血管インターベンションも施行しています。
造血器と固形悪性腫瘍に対し、診断時の詳細な検査でその進行度、悪性度などを評価し、最適の治療法を選択します。心血管疾患では総合内科の特徴を活かし、局所治療のみならず、全身的な合併症の診断、治療を行います。治療方針決定に際して、各分野の専門医資格を有する医師が、患者さんにつねに正確な情報を提供すると同時に、精神的・社会的な背景を考慮した治療を選択します。さらに臨床試験の実施を通じて、医学の進歩に貢献したいと考えています。