腎・高血圧・脳血管内科 内科系

基本概要

外来窓口 外来3F
初診日 月-金
再診日 月-金
ご連絡先 092-642-5302
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診療科紹介

当科では、腎臓病、脳卒中、高血圧、糖尿病、動脈硬化性疾患などの全身の心血管病を総合的に診断し、治療を行っています。腎臓疾患は検尿異常から透析・腎移植に至るまで、あらゆる疾患を対象にしています。脳卒中は、24時間体制での超急性期対応とともに,類縁疾患への対応と慢性期の病態機能評価を行います。高血圧や糖尿病などの生活習慣病の治療は生涯にわたるため、患者さんに治療の必要性を納得していただき、生活の質を重視した診療を行っています。

主な対象疾患とその治療

腎・高血圧・脳血管内科では、①腎臓病、②高血圧・心血管病、③脳卒中や神経救急疾患、④糖尿病の診断・治療を主に行っています。

腎臓病

腎疾患は、慢性腎臓病、慢性糸球体腎炎、急性腎障害などの病気の治療を行い、また、透析患者さん、腎移植患者さんの診療を行っています。慢性腎臓病は、慢性的に腎機能の低下を認める病気で、その原因は糖尿病や慢性腎炎などさまざまですが、患者さんは全国に1330万人いると考えられています。放置しておくと、むくみ、倦怠感、貧血、息切れなどの症状が出現します。

慢性腎臓病の治療は、早期治療によって腎臓の機能を低下させないことが重要です。治療は、生活習慣の改善、食事療法や薬物療法に血圧管理、貧血改善、脂質代謝管理などを行い、腎臓の機能が低下しないような治療を行います。慢性腎臓病は、一旦腎機能が低下すると徐々に進行していきます。腎機能の低下が著しい場合でも、血液透析療法や腹膜透析療法、腎移植などの治療により生命を維持することは可能で、血液透析療法や腹膜透析療法は当科で行うことができます。

高血圧・心臓病

高血圧症は、国民の約4300万人が罹患している最も多い病気の一つで、適切に管理しないと心血管病を引き起こします。高血圧症の頻度は、加齢とともに増加し60歳以上で約60%の方が高血圧症を抱えています。今後、高齢化社会が進むにつれ、さらなる高血圧症の増加が懸念されています。高血圧症のうち、約10%程度が他の病気が原因で血圧が高くなる2次性高血圧で、残りの約90%が体質(遺伝)や環境要因(生活習慣など)が原因で発症する本態性高血圧です。

2次性高血圧には、ホルモンの異常、血管の狭窄などが原因で血圧が高くなる病気が含まれていますが、これらはホルモンを作る腫瘍を手術により摘出すること、狭い血管を広げることにより高血圧が治癒する可能性をもっています。一方、本態性高血圧では、適正体重の維持を目標に減塩を始めとする食事・運動習慣等の改善を行うことや、降圧薬を使用して血圧を適正なレベルに維持することが大切となってきます。

脳卒中や神経救急疾患

超高齢社会に伴い脳卒中(脳梗塞や脳出血)とその関連脳疾患(認知症・てんかん)は増加の一途を辿っています。当科では、主として脳血管障害(脳梗塞と脳出血など)を対象疾患としていますが、意識障害・失神、脳血管障害類似の症状で発症する神経救急疾患(てんかん、髄膜脳炎、頭痛など)、さらには認知症など脳血管障害に関連する慢性脳疾患の診療を幅広く行っています。

脳梗塞超急性期には、血栓溶解療法(rt-PA)や脳外科と協力してカテーテルによる血栓除去療法を行います。rt-PAは発症4.5時間以内、カテーテル治療は発症8時間以内に治療を行う必要があり、また多くの神経救急疾患は一刻を争うことが多いため24時間・365日オンコール体制での診療を行っています。脳血管障害急性期には、速やかな病態診断と適切な治療の開始により、スムーズなリハビリ・近隣関連病院との連携を実現します。健診などで見つかった脳血管狭窄や未破裂脳動脈瘤などについては、手術適応の判断を行いながら、発症予防の立場から最適な内科治療(生活習慣病管理や抗血栓薬選択)を提供します。

糖尿病

糖尿病とひと口にいっても、原因により1型糖尿病、2型糖尿病、膵性糖尿病、薬剤性糖尿病、妊娠糖尿病と病態はさまざまです。当科では、糖尿病と診断された患者さんの原因を調べたり、なかなか血糖コントロールがうまくいかない患者さんの治療法の見直しや、病気のために手術が必要になった患者さんの術前血糖管理を行っています。また、糖尿病とは反対に血糖が下がってしまう病気(低血糖症)の方についても原因を調べています。

わが国では中高年に多い2型糖尿病を中心に糖尿病患者は年々増加しています。糖尿病は自覚症状に乏しいため、取り返しのつかない合併症を起こしてしまう病気です。実際に当科に腎不全や脳卒中、心不全で入院される患者さんの多くが糖尿病を有しています。当科では患者さんの病態や合併症に合わせて、飲み薬や注射薬での治療法を考え、ひとりひとりに最良の医療を提供できるように努めています。

その他

腎臓グループでは、血液透析導入のための血管アクセス(内シャント)作成術や、腹膜透析を行う際に必要な腹膜透析カテーテルを腹腔内に留置する手術を行っています。脳循環グループは、超急性期血栓溶解療法などの脳卒中急性期治療の経験も豊富です。二次性高血圧症の診断、糖尿病教育入院も行います。持続血糖測定(CGM)検査も行っています。