研究と教育 心療内科

基本概要

外来窓口 外来4F
初診日 月・木
再診日 月・火・水・金
ご連絡先 092-642-5335
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研究

心療内科では、心身症やストレス関連疾患の病因や病態のメカニズムの解明、評価法や治療・予防法の開発について、基礎・臨床・疫学など幅広い視点でオリジナリティ溢れた研究活動を行っています。当科は世界的にも数少ない心身医学の臨床・教育・研究機関で、これらの研究の情報を世界に発信することで、より多くの患者さんの診療にお役に立てることを目標としています。
免疫・アレルギー学や神経生理学、脳イメージング、行動医学、心理学の手法を用いて心理社会的ストレスと神経系・免疫系・内分泌系、消化器系、疼痛などとの関連についての研究を行っています。特に、ストレスと腸内細菌、アレルギー疾患、摂食障害、肥満、慢性疼痛、疲労の病態解明、評価法・治療法の開発については積極的に研究活動を展開しています。

教育

心療内科は、基本的には内科の一領域であるため、まずは内科学の基礎を学び、さらに当科で心身医学を学んでいくこととなります。当科入局後に1~2年間の九州大学病院心療内科での研修をへて、関連病院での内科、あるいは心療内科の臨床経験を数年間積みます。その中で総合内科専門医の取得を目指します。その後、再び九州大学病院心療内科でシニア医員(入院・外来主治医)として心身医学の専門的知識・技量を深め、心療内科専門医の取得を目指します。さらに、心療内科以外の内科領域の研修も重ねることで、他の内科サブスペシャリティ専門医の取得も可能です。当科では内科専門医/総合内科専門医と心療内科専門医に加え、他の内科サブスペシャリティ専門医を取得している医師が多くいます。当科は日本内科学会、日本心身医学会・心療内科学会、アレルギー学会の専門医教育研修施設となっています。
大学院を希望の先生方は、通常は後期研修3年目以降に九州大学大学院へ進学することができます。ただし、先生方の研究内容のご希望によっては他施設で研究を行うこともできます。大学院生として4年間にわたり、ストレスによる生体反応や各臓器への影響、心身相関、各疾患の臨床像・治療・予後などに関する基礎あるいは臨床・疫学研究を行います。その成果を研究論文にまとめ、医学博士の学位取得を目指します。学位取得後に海外留学も可能です。