研究と教育 整形外科

基本概要

外来窓口 外来1F
初診日 月-金
再診日 月-金
ご連絡先 092-642-5504
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研究

生体材料・力学研究(股関節)

主に股関節の形態的、動態力学的および生体材料学的研究を行っています。主な研究テーマは、生体股関節の3次元形態解析、人工股関節におけるポリエチレン(PE)摩耗に関する研究、3次元ソフトを用いた可動域シミュレーション解析、股関節の3次元動態解析、新しい人工骨としての炭酸アパタイトブロックの開発などです。
 

特発性大腿骨頭壊死症研究

大腿骨頭壊死症や類似疾患に関する研究を行っています。主な研究テーマは、大腿骨頭壊死症の発生予防に関する臨床研究(先進医療)、骨切り手術の成績向上・標準化を目指す研究、大腿骨頭壊死症の病態解明研究、大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折の病態解明研究などです。
 

生体材料・力学研究(膝関節)

人工膝関節や骨切り術に対して3次元骨モデルを用いたコンピュータシミュレーション解析や、透視画像を用いた術後膝関節動態解析などの研究を行っています。
 

軟骨代謝研究

変形性関節症や関節リウマチなどの関節炎の病態解明および軟骨分化における分子メカニズムの解析をテーマに研究を行っています。
 

骨軟部腫瘍研究

基礎研究と臨床研究を2本の柱として、肉腫に対する新たな治療法の開発につながるような研究を行っています。基礎研究の主なテーマは、骨軟部肉腫における薬剤耐性メカニズムの検討、低酸素誘導因子HIF-1を標的とした骨軟部腫瘍治療法の開発、骨軟部腫瘍に対する新規腫瘍免疫療法の開発などで、臨床研究では、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)や骨軟部肉腫治療研究会(JMOG)を通じて、多くの多施設共同研究に参加しています。
 

神経再生研究

脊髄損傷という整形外科疾患の中でも特に重篤な外傷に焦点を当て、治療研究を行っています。研究内容は幹細胞移植治療だけでなく、脊髄損傷の病態形成や修復に関わるシグナル分子・遺伝子の探索を行い、多方面からの新しい治療法の開発研究を精力的に進めています。特に、セルソータを用いた生着細胞の選択的回収法や、浸潤炎症細胞の定量解析法などを開発し、多くの成果を上げています。

その他の分野でも、多くの研究を行い、その成果について精力的に発表を行っています。

教育

学生教育では、運動器疾患に関する病態と診断・治療法の理解を目的として、講義のみでなく、ベッドサイド実習に力を入れています。特に、術前・術後カンファレンスや病棟回診では、担当教官が個別に解説を行い、病態から治療法に至るまでの診療プロセスを身近に学ぶことができるよう心がけています。

研修医教育では、卒後3年目以降の整形外科専攻医とチームで診療にあたり、股関節、膝関節、脊椎、腫瘍、手の外科、足の外科、小児整形、関節リウマチ、スポーツ整形、外傷などの専門分野を幅広く研修できる体制を整えています。当科の特徴は、幅広い運動器疾患を扱っていることであり、研修医の先生にとって運動器疾患診療を学ぶのに最適な環境を提供できていると自負しております。興味を持たれた方は、いつでも下記連絡先までご連絡ください。病院見学・医局見学は随時受け付けています。

九州大学 整形外科 医局長室
TEL 092-642-5488 平日 9:00〜17:00(日・祝祭日を除く)
メールでのお問い合わせの方は下記リンクをご参照ください。
http://www.ortho.med.kyushu-u.ac.jp/medicalstudents/observation/