耳鼻咽喉科・頭頸部外科 外科系

基本概要

外来窓口 外来3F
初診日 火・木
再診日 月・水・金
ご連絡先 092-642-5681
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診療科紹介

耳鼻咽喉・頭頸部外科では耳、鼻、口、のど、顔面、頸部の病気を取り扱います。この領域には聴覚、嗅覚、味覚などの感覚や、嚥下、そしゃく、呼吸、音声などの生命の維持とコミュニケーションに関わる多くの重要な機能があります。耳鼻咽喉・頭頸部外科は、これらの感覚や機能の障がいを治療し、患者さんのQOL(生活の質)を向上させることを目指しています。

主な対象疾患とその治療

診断名として、唾液腺腫瘍、高度感音性難聴、中耳疾患(真珠腫性中耳炎・化膿性中耳炎)、頭頸部悪性腫瘍、慢性副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎を対象とした治療を主に行っています。症例数は多く、福岡県内のみならず山口・九州各県より患者さんをご紹介いただき、難易度の高い症例や、複数の合併疾患がある患者さんの治療を多く含んでいるのが特徴です。ここに挙げた疾患のほかに喉頭疾患に関しても積極的に治療行っております。
 

唾液腺腫瘍

唾液腺(耳下腺、顎下線、舌下腺、小唾液腺)は耳下部、顎下部、口腔内にある器官です。これらの場所に腫瘍が形成されることがあり、同部位の腫脹により気づかれて受診される方が多いです。基本的には、手術加療が第一選択となります。たとえば、比較的頻度の多い耳下腺腫瘍および顎下腺腫瘍では、顔面神経刺激装置を使用して安全に治療が行えるように配慮しております。良性腫瘍であれば、術後1週間以内で退院が可能です。
 

高度感音性難聴

両側高度感音性難聴の方に「人工内耳」を入れる手術を行っています。人工内耳は、現在世界で最も普及している人工臓器の1つで、補聴器での装用効果が不十分な高度難聴者にとっては唯一の聴覚獲得法です。人工内耳植込み手術は通常3-5日程度の入院を要します。
 

真珠腫性中耳炎

真珠腫性中耳炎は、周りの骨を溶かして成長を続ける治療困難な病気です。耳漏、難聴、眩暈症状が出ることがあります。薬で改善することは難しく、手術治療となります。真珠種性中耳炎に対する鼓室形成手術は通常3-7日程度の入院を要します。
 

頭頸部悪性腫瘍

頭頸部とは眼球/脳を除く鎖骨上の部位で、頭頸部悪性腫瘍には舌癌をはじめとした口腔癌、咽頭癌、喉頭癌、鼻・副鼻腔癌が含まれます。当科では、手術、化学療法(動注化学療法)、放射線療法を組み合わせた治療プロトコールにより、機能を温存した根治治療を目指しております。手術の際には機能再建を前提に、形成外科と密に連携を取っています。個々のケースによりますが、約1-3か月程度の入院が必要です。
 

慢性副鼻腔炎

慢性副鼻腔炎は、顔の骨の中にある空洞(副鼻腔)に炎症が起こり、それがなかなか治らない状態を指します。治療は、まずは保存的治療(抗生剤や去痰剤、特殊な好酸球性副鼻腔炎の場合は、抗ロイコトリエン拮抗薬や鼻噴霧用ステロイド薬)を行いますが改善がない場合は手術治療を行います。

主な手術・治療

鼓室形成術

慢性中耳炎/真珠腫性中耳炎に対し行います。中耳炎により穴が開いた鼓膜や真珠種に破壊された中耳の微細な構造物を清掃し、可能なら鼓膜から内耳までをつなぎ直して聴力改善を図ります。鼓室形成手術は2-3時間の手術で、通常3-7日程度の入院を要します。
 

人工内耳植込術

補聴器の効果が不十分な高度感音難聴に行います。機能しなくなった内耳に電極を挿入し、本体を頭蓋骨に固定します。人工内耳植込術は2-3時間の手術で、通常3-5日程度の入院を要します。
 

内視鏡下鼻・副鼻腔手術

内服治療でも治らない慢性副鼻腔炎に対して鼻内より内視鏡で拡大して副鼻腔の入り口を大きく開けて鼻腔との通気を改善する手術を行います。通気の邪魔になっている鼻の粘膜腫脹(ポリープ)があれば同時に切除します。また副鼻腔にたまった膿や真菌塊も取り除きます。手術は、通常全身麻酔下で行われ経過がよければ1週間程度で退院となります。
 

口蓋扁桃摘出術

慢性扁桃炎、扁桃病巣感染症(IgA腎症、掌蹠膿疱症、胸肋鎖骨過形成症など)、小児の睡眠時無呼吸症候群に対して行います。全身麻酔下に経口的に両側口蓋扁桃を摘出します。通常の手術よりも術後出血のリスクが高いとされておりますので、術後1週間程度の安静をかねて経過観察入院を要します。
 

耳下腺腫瘍切除術

良性耳下腺腫瘍に対して主に行っている手術です。耳下腺の内部に顔面神経という表情筋を動かす神経が走行しており、その損傷により術後の顔面神経麻痺が問題となります。当科では、顔面神経刺激装置を使用して安全に治療が行えるように配慮しております。良性腫瘍であれば、術後1週間以内で退院が可能です。

その他

初診は火曜と木曜の午前中ですが、予約制です。初診の際は、かかりつけ医から予約センターを通して予約ください。専門外来は、月曜の午前は耳外来再診、水曜の午前は鼻外来再診、金曜の午前は腫瘍外来再診、金曜の午後は音声・嚥下外来再診となっています。