職業倫理
医学及び医療は病める人の治療はもとより、人びとの健康の維持もしくは増進を図るもので、本院職員は職責の重大性を認識し、職務にあたります。
- 生涯学習の精神を保ち、知識と技術の習得に努めるとともに、医学及び医療の進歩・発展に尽くします。
- 職業の尊厳と責任を自覚し、教養を深め、品格を高めるよう努めます。
- 医療を受ける人びとの人格を尊重し、やさしい心で接するとともに、医療内容についてよく説明し、信頼を得るよう努めます。
- 医療を受ける人びとのプライバシーを尊重し、職務上の守秘義務を遵守します。
- 互いに尊敬し、協力して医療を行います。
- 医療の公共性を重んじ、医療を通じて社会の発展に尽くすとともに、法規範を遵守します。
臨床倫理
本院職員は、医療を受ける人びとの尊厳、人権に十分配慮し、本方針に従って質の高い医療を提供します。
- 関係法規、ガイドラインを遵守し、治療を行います。
- 医療を受ける人びとの尊厳、人権に関わる以下の問題等については、関係する倫理委員会において十分審議し、治療方針を決定します。
(1)安楽死、尊厳死、延命治療などの生命の尊厳に関わる問題
(2)医療を受ける人びとの信仰、信条に関わる問題
(3)その他の臨床倫理に関する問題
人を対象とする研究倫理
本院職員は、研究を実施するにあたって、関係法規・指針等を遵守のうえ、科学的な質及び結果の信頼性並びに倫理的妥当性の確保に努めてまいります。
1.人を対象とする研究においては、研究対象者の人権の保護、安全の保持及び福祉の向上を図りつつ、
以下の基本方針に従って研究を進めてまいります。
(1)社会的及び学術的意義を有する研究を実施すること。
(2)研究分野の特性に応じた科学的合理性を確保すること。
(3)研究により得られる利益及び研究対象者への負担その他の不利益を比較考量すること。
(4)独立した公正な立場にある倫理審査委員会の審査を受けること。
(5)研究対象者への事前の十分な説明を行うとともに、自由な意思に基づく同意を得ること。
(6)社会的に弱い立場にある者への特別な配慮をすること。
(7)研究に利用する個人情報等を適切に管理すること。
(8)研究の質及び透明性を確保すること。
2.人を対象としない研究においても、研究の実施の適正性および結果の信頼性に十分留意した対応に努
めてまいります。