小児医療センター 病院部門紹介

小児医療に特化した医療スタッフと内科系・外科系の小児病棟を集約的に配置し、小児医療の質と患者さんとご家族の生活の質(QOL)の向上のみならず、ハード・ソフト両面にわたる医療資源の効率的運用を目的として、2006年3月に北棟6階に開設されました。

[得意分野]
小児科、小児外科・成育外科・小腸移植外科、小児歯科・スペシャルニーズ歯科を中心に、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉・頭頸部外科、泌尿器・前立腺・腎臓・副腎外科、精神科神経科、救命救急センター、集中治療部などの関連各科が診療科の垣根を越えて、小児への集学的医療を提供しています。九州沖縄地区唯一の小児がん拠点病院として、小児がんに対する新規治療法の導入や治験への参加も積極的に行っています。また、2020年5月に小児心臓移植実施医療機関に認定されています。

[診療体制]
病棟は北棟6階で、小児科36床、小児外科・成育外科・小腸移植外科16床、共通病床22床の計74床です。
外来は北棟5階で、小児科、小児外科・成育外科・小腸移植外科、小児歯科・スペシャルニーズ歯科、矯正歯科の専門医が担当します。移植後フォローアップ外来、トランジショナルケア外来、在宅自己注射指導外来、小児漢方外来を設置しています。また、小児救命救急センターに小児科医、小児外科医が常駐し、小児の急患に24時間体制で対応しています。
[診療方針]
子どもたちにとってもっとも適切な医療を提供できるように、多職種による医療チームの連携と和を大切にしています。
プレイルーム、中庭の設置、院内学級の併設、小児看護専門看護師、病棟保育士や子ども療養支援士の配置など、患者さんとそのご家族のQOLの向上と心理面のサポートに努めています。また季節ごとにボランティアを中心に、年中行事も開催しています(新型コロナウイルス感染症のため、現在休止中)。

[対象疾患]
 小児の疾患すべて。 
 
[主な検査、治療]
   各科横断的な治療を提供しています。造血幹細胞移植、心臓カテーテル治療、子どものこころと発達診療、脳機能検査、内分泌負荷試験、小児臓器移植(肝臓・小腸・心臓)、小児の低侵襲手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術)、小児がんに対する集学的治療、短腸症候群や腸管ぜん動不全の治療、全身麻酔下での一括歯科治療など、専門性の高い医学・医療を提供しています。

[学会施設認定]
 関連各科(小児科、小児外科・成育外科・小腸移植外科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉・頭頸部外科、泌尿器・前立腺・腎臓・副腎外科、精神科神経科、小児歯科・スペシャルニーズ歯科)の項、参照