病院長挨拶 病院について

病院長挨拶

九州大学病院は110年を超える歴史を有し、1,400床を超える病床数を誇る大学病院で、約3,000人の職員が、最新・最善の医療を安全に提供することを使命として働いています。医学部(医学科・保健学科・生命科学科)と歯学部の二部局統合体として運営されており、診療・研究・教育のすべてにおいてわが国をリードする病院です。

最近の科学技術の進歩により、遺伝子レベルでの病態解明が進み、新しい診断技術が開発され、さらに分子標的薬、ロボット手術などの新しい治療法が医療現場に急速に導入されつつあります。このようななかで、九州大学病院が、福岡市、福岡県、九州、西日本地域など各々の医療圏において、今まで以上に「最後の砦」としての役割を担っていくために、国が主導する仕組みと連動しながら広域医療圏拠点としての体制作りに心を砕く必要があります。

救急医療、産科・小児科領域から高齢者医療まで途切れることのない医療を展開し、地域に信頼される医療機関を目指します。医学部医学科・保健学科、歯学部などすべての職員が連携するための体制を整備し、全人的医療の提供に努めます。また、九州大学病院は、革新的医薬品・医療機器などの開発を推進する、九州で唯一の「臨床研究中核病院」であり、さらに、患者個人に適した精密医療を進めるための「がんゲノム医療中核拠点病院」にも選定されたばかりです。

これらの仕組みを最大限に活用し、西日本、九州地域の大学病院、さらに基礎教室とも協力して、世界最先端医療技術の創出と、それを支える優れた医療人(医師、看護師、薬剤師、医療技術者など)の育成に力を注ぎます。また、外国人受診者数も急速に増えており、国外からも信頼される病院として、さらに国際性を高めていきます。

これらの将来への展望のすべてが、健全な病院経営に掛かっています。医療経済が激動するなかでそれを堅持していくためには、全職員が知恵を出し合い、さまざまな戦略に対する適切な投資と、医療効率を高める努力とが必要です。本病院の理念である「患者さんに満足され、医療人も満足する医療を実現する」ために、すべての職員が誇りをもって医療に参加できる、最先端の高度先進医療を創出できる、それを全人的に効率よく提供できる九州大学病院として、さらなる高みを目指していきたいと考えています。

皆さまのご理解とご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。
 
2018年 4月

前年度病院長報告会資料