遺伝子・細胞療法部 病院部門紹介

遺伝子・細胞療法部は、輸血センターと細胞免疫検査部門で構成される中央診療部門です。安全かつ適正な輸血・細胞治療システムと、迅速かつ正確な細胞免疫検査の提供に努めています。

[得意分野]
自己血貯血を含む輸血療法の安全性確保と適正化に努めています。一元管理による適正な輸血療法の実施をサポートします。疾患ごとに最適な細胞治療とアフェレーシス治療を提供します。最先端の機器と技術による細胞免疫検査を提供します。

[診療体制]
教員4名(日本輸血・細胞治療学会認定医2名、細胞治療認定管理師1名)、医員6名、専任検査技師10名(認定輸血検査技師2名、認定サイトメトリー技術者3名、認定HLA検査技術者2名、細胞治療認定管理師1名)、専任看護師1名、臨床工学士1名の体制で、輸血・造血幹細胞移植・アフェレーシス治療に特化した診療・検査に従事しています。24時間体制での輸血検査と血液製剤の管理・出庫を行っています。

[診療方針]
患者さんの安心・安全を第一に考え、十分な説明と同意を得た上で、高い技術と知識に裏打ちされた質の高い輸血細胞治療とアフェレーシス治療に取り組んでいます。

[対象疾患]
■造血細胞移植治療の適応となる血液疾患(白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、再生不良性貧血など)、自己免疫疾患(強皮症など)
■血しょう交換の適応となる肝疾患、神経疾患、血液型不適合臓器移植、血液疾患、自己免疫疾患
■白血球除去療法の適応となる炎症性腸疾患
■自己血輸血の適応となる待機手術症例

[主な検査]
■輸血検査
■造血器悪性腫瘍細胞表面抗原検査
■キメリズム検査
■HLAタイピング検査
■抗HLA抗体検査

[主な治療法]
■造血幹細胞採取・保存(末梢血、骨髄、さい帯血)
■血しょう交換療法
■白血球除去療法
■自己血貯血・保存

[学会施設認定]
日本輸血・細胞治療学会認定制度指定施設
日本輸血・細胞治療学会I&A認定施設