看護部 病院部門紹介

看護部は高度かつ先駆的な医療を担う医療チームの一員として、看護の専門性を発揮し、患者・家族や多職種からなる医療チーム、そして地域から信頼されるより質の高い看護の提供を目指しています。

[運営体制]
総務、業務、教育、質・経営、医療安全を担当する5名の副看護部長、41名の看護師長、101名の副看護師長およびスタッフ、看護助手の計1,200余名の看護職員を擁し、35の病棟をはじめ手術部、外来、検査部門、ARO次世代医療センターなど、合計42の看護単位を数える部署で看護を行っています。多部門と連携を図り質の高い医療・看護が提供できるように努力を重ねています。

[運営方針]
看護部の理念と基本方針
私たちは、人間性を尊重し、患者さんに信頼される質の高い看護を提供します。
 1.安全で安心な看護の提供
 2.
専門職として豊かな人間性と高度な専門的知識・技術を持ち、自己研鑽に努める看護職員の育成
 3.情報技術を活用した看護の質向上
 4.多部門と協働したチーム医療の促進
 5.看護・教育・研究を通じた地域医療への貢献
 6.積極的な病院経営への参画

2022年度看護部は、①安全で質の高い看護の提供②地域貢献、社会貢献に繋がる人材育成③看護の可視化、質向上への推進④病院経営への積極的な参画⑤接遇の向上⑥健康で安全な職場づくりを目標として掲げ、やりがいをもって看護ができるよう日々努めています。

[特色]
1.2008年から助産師外来、ストーマ看護外来、糖尿病フットケア外来、リンパ浮腫外来、腹膜透析外来、造血
   細胞移植後患者フォローアップ外来、糖尿病透析予防指導外来、がん看護外来の8つの看護専門外来を順次開
     設しています。外来での医療ニーズの高い患者さんに専門性を活かした高度な看護を提供しています。
2.看護方式は安全で質の高い看護の提供と人材育成を目的としてパートナーシップナーシング・システム
   (PNS)を導入し看護を実践しています。この方式は、安全・安心な看護業務ができる体制や経験の浅い看護
     師の学びの場の構築に、効果を得ています。
3.看護キャリアセンターと連携し、院内・外を含めた地域全体の看護の質向上に貢献することを目的に活動し
     ています。
4.専門看護師5名、認定看護師28名、院内認定看護師152名を擁し、多部門と連携した院内での組織横断的な活
     動や看護の専門性を発揮した質の高い医療・看護の提供に取り組んでいます。


[教育]
看護部キャリアパスに基づき、九大版クリニカルラダーを基盤にした12分野70コースの看護職員教育プログラムを実施しています。また、新人看護職員にはプリセプターシップを取り入れ、育成を重点的に行っています。e-ラーニング、キャリアナビゲーションシステムなどを活用し、自らが学ぶ環境を整え、自立を支援しています。教育プログラムの開発や教育体制を整備し、その一部を公開するとともに地域医療を支える看護職の教育・研修に携わっています。