呼吸器外科(1) 外科系

基本概要

外来窓口 外来4F
初診日 火・木
再診日 火・木
ご連絡先 092-642-5453
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診療科紹介

主に胸部、肺、縦隔の疾患に対する外科治療を担当しています。主な疾患は肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍(胸腺腫、神経原性腫瘍)、胸壁腫瘍などの腫瘍性疾患、気胸などの良性疾患です。肺癌、縦隔腫瘍をはじめ多くの疾患において痛みや整容性も考慮した鏡視下(胸腔鏡下)手術を行っております。当科では患者さんにやさしい医療を目指して、日々の診療を行っています。

主な対象疾患とその治療

縦隔腫瘍

左右の肺の間に位置する部分を縦隔と呼び、心臓、大血管、気管、食道、胸腺などの臓器があります。縦隔腫瘍とは、そこにできる腫瘍の総称です。発生年齢は、小児から高齢者まで幅広く、また悪性のものもあれば、良性のものもあります。

良性・悪性に関わらず、原則は手術となります。サイズが小さい場合や、間違いなく良性である場合は、経過を見ることもあります。手術は腫瘍が小さいものは胸腔鏡下で手術することが多いですが、大きく、悪性が疑われるものは、根治性を優先した開胸手術(胸骨正中切開)となります。

原発性肺がん

肺の悪性腫瘍です。病期(がんの進行度)により治療方法が異なります。初期の肺がんの多くは、手術や放射線での治療が行われます。また病期によっては、手術を行った後に化学療法を追加することも行われます。

当科では多くの場合、胸腔鏡下で手術を行っております。腫瘍が大きなときやがんの進行が予想される場合は美容面よりも根治性、安全性を優先し、開胸手術で手術を行っております。肺がんの手術は、肺葉切除が最も治療効果が高い標準手術となりますが、肺機能に余裕がない場合は区域切除や部分切除などを行うこともあります。

重症筋無力症合併胸腺腫

縦隔腫瘍の一種である胸腺腫は、比較的悪性度は低いとされていますが、胸腺腫そのものは手術が必要な疾患です。また胸腺腫は重症筋無力症(MG)という疾患に合併しやすいとされ、重症筋無力症に対して周囲の胸腺も含めた切除を行うと、重症筋無力症の長期的な治療改善の効果があると言われています。

当科ではとくに、重症筋無力症合併胸腺腫で腫瘍径の大きくないものに対しては、季肋部(みぞおち)からの手術創で手術を行っています。腫瘍の大きさや進行度によっては、開胸手術(胸骨正中切開)で手術を行います。

その他

縦隔腫瘍の一つである胸腺腫、特に重症筋無力症に合併した胸腺腫の全摘術に対しては通常「胸骨正中切開」による大きな傷で手術が行われることが多いのですが、当科では以前より、鏡視下手術を採用し、「みぞおち」(剣状突起下)の小さな傷だけで胸骨正中切開と同等な治療効果を得ることができています。